小林 雅一「モバイルコンピューティング」
サブタイトルの「iPhoneとAndroidが目指す未来とは」に惹かれたのか,誰かのオススメだったのかは忘れたけど,図書館から予約連絡がきました。
iモードからガラケーへ変わるように,NOKIAのスーマトフォンからiOS,Androidのスマホへ移ってしまったここ5年くらいのモバイルについて,UIを中心に網羅的に書かれています。
2章の「GUIからABC」などはiOSのSiriが実現された今となっては,音声アシスタントは本格化なUIに移るかもしれない。
4章のARはセカイカメラが鳴り物入りでデビューはしたが,セカンドライフ化しつつある現状をどう打破するか。技術の紹介があるが実際にそれがモバイルコンピューティングの世界でどのように変わるのかにすいての示唆は書かれていない。
ただこのUIに関する話はiOSの開発系の書籍をあされば,もっと具体的な内容がかいてあるし,
最後のユビキタスの下りについてはポスト・モバイルとして書かれているが,それはある意味モバイルの進化系でもあるわけでモバイルコンピューティングの終焉ではないと思う。
ただARや音声アシストなど,UIもポスト・モバイルへ向けて少しずつ回りながら進んでいるなか,ユビキタスの世界が本当にくるのか,くるために必要なことは何なのか,その壁はまだまだ厚いなと感じる訳です。
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