さだまさし「予感」
1年ぶりのオリジナルアルバム「予感」
カウントダウンライブやまさしんぐWORLDコンサートでいくつか曲は聴いていたけども,こうしてまとめて聴くとまさ良さが倍増します.
さださんがここ数年,年末にプレミアムソロコンサートと銘うって,ギター1本でやってきたその集大成であるようなギターだし,さだバンドメンバーの特徴がよく出ているサウンドに仕上がっています.
ある意味,亀山社中時代の「夢回帰線」のような安定感と個性があふれています.
「片恋」は片想いとは言わずに恋と言い切るところが全てですね.とつとつと歌い上げるのが情感を誘います.
「思い出暮らし」はキムチさんがこのメンバーに入って一番のプラスになった要素がでています.好きです.
「私は犬に叱られた」は例の曲のアンサーソングではないけれども,私は犬になりたいと呟いたお父さんに犬も大変なんだと悟されます.どんな人たちでもそれぞれに辛い事はあるのです.このアルバム全体で一番パンチがある曲です.
「予感」アルバムのタイトルになっていますが,優しいものうげなバラードになっています.
ただ今回のアルバムちょっと物足りないと感じている人もいるんじゃないでしょうか.私はそう感じています.何でだろうな〜と思っていたのですが、
1つはさださんが先日の「徹子の部屋」で,昨年のお父様の死と対面して生死のぎりぎりの曲を歌うことができなかった.と言われていた事かなと.
もうひとつはアレンジなのでは?と思うのです.今回ギターサウンドが全面にでているので,そのアレンジは難しかったのではと思うのですが,渡辺さんにはどうしてもストリングスに期待をしてしまいます.彼のアレンジは街角で流れる曲を聴いても「あっ,ナベちゃんの曲!」とわかるのですが,今回のアルバムにはそれが感じられません.
ツアーコンサートでは倉田さんがアレンジをしているようなので,ステージでどう化けるか楽しみです.
最近はCD買いじゃやなく,iTunesからダウンロードなんていう人も多いかと思いますが,さださんのアルバムはCD必須です.
CDにあるライナーノーツには曲だけではわからないことがいろいろ書かれてあり,最初にアルバムに対面する時にはかならずライナーノーツに目を通しています.
おぐらひろかずさんのジャケ画も素敵です.
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