海外パケットし放題は解決になるのか
ドコモが来年からSIMロック解除に応じるという発表報道がされて,またもや再燃してきているSIMロック解除ですが,ソフトバンクからの回答はiPhoneなどを除く一部端末の解除という話で,かつ具体的な話は出ていません.
その代わりですがソフトバンクから海外渡航者向けに「海外パケットし放題」のサービスを本日7/21からスタートされるので,今日はそれについてのエントリーです.
このサービス自体は歓迎されるべきもので,1日1500円程度ならば短期渡航者にとっては有効かなと思っていました.
しかしサービスインが間近になってきて,実際に使うことを考えようとすると,まだまだハードルが高いものだという思いが強くなってきました.
なぜか
- 特にiPhoneでローミングオフでも海外でパケット通信がかかりパケ死したという話がネットででている.
- 海外パケットし放題のローミング先が決められており,それ以外のAPNを使用した場合の料金についてなにも記載されていない.
- 通話やSMSはサービスの対象外
1)はおそらくローミングオンで知らずに使ったのか,釣りネタだろうとは思います.ですが,今現在iPhoneを海外で使う時はフライトモード>WiFiオンのみの設定で,WiFiだけで使えというのが海外で使用する場合の処世術になっています.
2)サービスが発表されたときに問題に上がっていたのは,アクセスポイント以外を使用した場合になにもケアをしてくれなさそう.ということです.
手動でAPNを探せればよいですが,圏外からの復帰時にきちんと設定したAPをつかんでくれるのか不安です.
3)サービスに記述されていますが,SMSとMMSの差がわかりにくいですし,知らないで通話,SMSを使っていたという人が続出しそうです.
とそんなわけで,恐らくですが9月の料金あたりで問題続出の予想をあえてしましたが,ソフトバンクが回避できそうな方法を考えてみました.
PocketWifIの無料貸し出し
iPhoneを始めとするWiFi付き携帯電話が対象ですが,あらかじめ「海外パケットし放題」のAPを設定したPocketWiFiをソフトバンク回線利用者に無償で貸し出すというものです.
これだとWiFiで繋がっている分については無料で使用できます.
これの問題点はMMSの送受信ができないことです.ドコモのspモードやauのように外からSBM網へアクセスできるゲートウェイがきちんと解放されてくれると良いのですが,ここだけは残念です.
海外パケットし放題むけプロファイル
ができるかわかりませんが,iOSのバージョンアップで特定のAPのみ接続ということができるとよいと思います.
今夏は海外渡航がないのですが,出掛けられる方はくれぐれも注意して使ってください.サービス自体はすばらしいものですから,上手に使って楽しまれるとよいと思います.
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