総務省はSIMロック解除をするまえに,電波法の見直しをするべき
先日に行われた総務省のSIMロック解除に関するヒアリングで,各キャリアから一定の理解を得られたということで,携帯のSIMロック解除ができるように進めるという報道がでています.
新聞やテレビなどのメディアでは総務省の方針に肯定的な意見が述べられた感じを受けましたが,ネットではまったく逆で,おいおいそんな事する前にまだやることがあるだろう.という意見が多いです.
SIMロックより周波数が問題だ - 池田信夫 周波数政策と通信業界の競争戦略 ― 夏野剛
池田さんや夏野さんはそんなことよりも周波数問題なんとかしろよと言っていますが,たぶん一般の人はピンとこないんじゃないかなと思うんです.
そこで総務省にやってもらいたいことはSIMロック解除ではなくて,
海外製無線機(携帯電話,無線LAN)で技適マークのついていない製品に関しての利用規程の明確化
アメリカでのiPad WiFi版発売で購入してきた人たちが日本に持ってきて使うにあたり,電波法違反だとかいやいや問題ないだろうなんていう話がでてきているけど,総務省や総合通信局の明確な結論がでていないというのが問題だと思う.
まずは自分自身の規制緩和を行ってもらいたいものです.
そうすると池田さんや夏野さんが言っている日本の周波数政策の問題点が見えてくるだろうし,ノキアの再起動問題もこれに絡んでくるのではと思ってしまうのです.
追記(2010.4.15)
Togetterでこんな議論がまとめられていました.
総務省もディスプレイによる技適マークの表示でOKに法改正されるようです.
これが通れば,日本以外のiPhoneなども使えますし,iPadもできるようになるでしょうね.
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