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2008.10.05

白石一文「僕のなかの壊れていない部分」

前のエントリーの「見えないドアと鶴の空」と一緒に借りてきました。

2歳のときに母親に捨てられるという事件を経て、他人に対しての信頼感を持たなくなってしまった直人。ずば抜けた記憶力は捨てられたときに何とかして自分の住んでいる記憶を引き出そうとしたときに培ったものらしい。

タイトルの「壊れていない部分」とはそんな幼少期を過ごして人とは隔絶した関係を親しい人はこれから家族になろうとする人にまで取っている、彼にとっては変えようのない部分なのだが周りから見るとゆがんでいてとても脆そうに見える彼の部分でもある。
この作品は自問しているわけではないのだが、彼の行動そのものが読者に自問を投げかけてくれ、彼の言葉が反論する内容を投げかけてくれる。

僕のなかの壊れていない部分僕のなかの壊れていない部分
白石 一文

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