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2008.04.22

北方謙三「水滸伝(19)」

ようやく終わった...

本書を閉じるときに思わず電車の中で口から出てしまいそうになった言葉でした。
特に本巻は最初から禁軍との戦いがはじまり、梁山泊だけでなく私たちにも読了まで息をつかせてはくれませんでした。
結果というか行き着く先は知っている水滸伝。でもこの北方水滸伝はその過程というか生き様を表現しているかのようです。

読了後に気になった点が。
確かに北方水滸伝では「志」の元に梁山泊へ集まってくるわけなのですが、散っていくものたちの最後の言葉はほとんどと言っていいほど「志」などどうでもよいと言っているのです。
あの宗江ですらです。
ただ自分の生きる場所を梁山泊もしくは仲間が与えてくれたと言っているのです。
つまり志の先にあるものを見据えることができるものがいなかったということなのでしょうか。確かに童貫の強さは以上だけれども、やはり志の具現化を考え実行できる人材であった晁蓋がいなくなってしまったのが大きかった。 さらに戦力という意味では楊令の父である楊志を失ったのがその後の歯車が狂ってしまったと思われるだけに北方水滸伝のオリジナルである青蓮寺の存在がいっそう重みをます。

ともかく、壮絶に散っていた梁山泊の男たちをただ息を詰めて見送ることしかできなかった私たちは、楊令伝に向けて呼吸を整えることしかできないのである。

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水滸伝 (19) 旌旗の章 (集英社文庫 き 3-62)作者: 北方 謙三出版社/メーカー: 集英社発売日: 2008/04/18メディア: 文庫 十六巻のエントリはこちら http://book-sk.blog.so-net.ne.jp/2008-01-27 十七巻のエントリはこちら http://book-sk.blog.so-net.ne.jp/2008-02-21-1 十八巻のエントリはこちら http://book-sk.blog.so-net.ne.jp/2008-05-18 ... [続きを読む]

受信: 2008.05.20 22:53

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