ラジオが僕らの先生だった
オール読物の8月号にさださんと亀淵さんの対談が載っていたので読みました。
私も中高時代は北の国から朝鮮やロシア語が混じりながら文化放送のセイヤングを聞いていた口なのでラジオの良さってわかります。
投稿することもなく、聞く一方ではありましたが、DJとリスナーの間を師弟関係とみることができるなんて言われてみれば…ですが新鮮に感じました。
他にもはがきの投稿というのが今のブログに書く行為に似ているという指摘にも頷くところがあります。
そう考えるとラジオってマスメディアの放送(ブロードキャスト)ではあるけど、DJとリスナーの間というのは1対1もしくは他のリスナーを含める1対nの通信(コミュニケーション)をしていた空間と見ることができるのではないのかな。
個としての自分では想いを書き綴る事、読まれるかどうかわからないけど、その時間の大切さをはがきや手紙に書くことで教わっていたんだなと改めて思いました。
そしてDJが読んだハガキはみんなにではなく、書いた本人とDJとの会話なんですよね。
今はそういうコミュニケーションの手段としてブログや匿名の某掲示板だったりすると考えると日本語のブログが世界で一番の割合を占めるということも頷けます。
この対談を聞くと、ラジオってまだまだ伸びしろがあるメディアだなと感じます。
というか昨今の著作権がらみでいう既得権者のおもちゃにされているテレビなんかよりもあまりうるさく言われないマイナーなメディアという烙印なのかもしれませんが。
そう考えるとさださんのNHKでやっている「さだまさしの深夜のアレ」はすごいってことか
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コメント
はい。
すごいです。
投稿: sandy | 2007/08/22 09:09
昔の深夜のテレビもああいう番組があったと思うんですよ。
この対談にも書いてありますが、あまりにも視聴者に対して媚びを売っているもしくは個が見えない番組になっていますね。
投稿: みつ | 2007/08/23 00:13