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2006.11.12

池波正太郎「鬼平犯科帳 20」

ちょっと中断していた鬼平ですが、再開です。

今号は7作品が入っていますが、盗賊が盗みに入ったり、捕り物シーンがありません。(たぶん)それゆえかテンポが始めの作品よりも速いです。こちらもどんどん読み進めてしまいます。

平蔵や密偵(いぬ)と呼ばれる元盗賊とのやり取りだけでなく、平蔵の配下である同心たちも活躍の中心になってきます。「おしま金三郎」では小柳安五郎。「二度ある事は」では細川峯太郎などです。峯太郎はちょっと憎めない存在です。
スカパーでも鬼平シリーズがやっていてドラマと平行しながらだと倍増してきます。

あとこの本というか「寺尾の治兵衛」は特別かもしれません。
平蔵が三十そこそこ(安永五年の春)のころに田沼意次の下屋敷で試合に出たのだが
「さようさ。そのとき審判をつとめられたのは無外流の名人・秋山小兵衛先生で、佐久間伊織の太刀筋を、無類のものと申されたわ」
「それにしても、秋山小兵衛先生は当代、まれに見る名人であったわ」
「何をおもわれたか、夜に隠れられてしまったので、その名は知る人ぞ知る」
「なれど、田沼様にはお目にかけられていたようじゃ。いまも生きておられたなら、ぜひとも一度、お目にかかりたいものだが...」
など、平蔵と秋山小兵衛との接点がでてくることろは、ファンなら垂涎のシーンかも知れまsん。


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池波 正太郎

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