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2006.11.03

藤原正彦「国家の品格」

ベストセラーものは比較的避けているのですが、ようやく図書館から貸し出しができたので読みました。
バブルを過ぎて一層将来に不信感を持ち自信を失ってしまった最近の日本・日本人に渇を入れる書としてベストセラーになったのはうなずけます。

数学者らしくかなりストイックな美的センスや全般的に硬派な論調ではあります。公演での内容を文章に起こしているためか最後に「なんちゃって」的な冗談をいれているのは硬い論調を和らげる効果はありますがちょっとオヤジネタになっています。

同じ警告本として「古くて豊かなイギリスの家 便利で貧しい日本の家」とは受け入れ方が違うのは筆力の違いかと思います。

ただしやはり本書もすべて受け入れてしまうのはちょっと危険ではあります。本書の反論や反証されている方の内容も読みたいです。

また本書を読んで筆者が影響を受けたと述べている新渡戸稲造の「武士道」が気になりました。

国家の品格 国家の品格
藤原 正彦

新潮社  2005-11
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コメント

俺この本ダメでした。
あまりに見方が偏っているようで。それが事実とするならもうちょっと論拠を示してくれないと。
しかも表現が下品な印象を受けます。タイトルの"品格"が不釣合いです。
う~ん。

投稿: きー | 2006.11.05 17:00

見方が偏っているのは確かだと思います。
だけどこれを右とか左とかで見てしまうのはあまりにも幼稚すぎるかなとも感じています。
表現が下品と感じるのも筆者自ら言っていますからね...
口演内容から書き下ろしで論説文にしたほうが格調が高くなってはいたと思います。

投稿: みつ | 2006.11.06 09:51

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