« 十七夜 | トップページ | 池波正太郎「鬼平犯科帳 20」 »

2006.11.11

新渡戸 稲造「武士道」

こんな小さい我が国ですが世界の多くの人が知っている。日本を紹介した書物は多いと思いますが、本書はその役割を大きく果たしていたのだと感じます。

本書は日本史や文学史などでも少し顔を覗かせていたので知っていましたが右寄りの話なんだろうと気に留めていませんでした。前に読んだ国家の品格で概要を知り急に興味がわいてきました。

新渡戸稲造が1899年に英文でBUSHIDO-The Soul of Japan-で発表し、世界的に大反響を巻き起こしたそうです。
800年近く封建社会を築いてきた中で武士道というものがどのように確立されてきたのかまた武士道を形成する徳-「義」「勇」「仁」「礼」「誠」「名誉」「忠義」-を西洋の騎士道やキリスト教の教えなどを比較して述べています。

驚くべきことは武士道の紹介・比較にあたり、古今東西の慣用句、詩、教えがキラ星のごとくちりばめられています。これらの言葉を綴っていくだけでも楽しめます。
知識人・国際人とはこうあるべきなのだろうと私はただただ唸りながら読み進めるだけでした。

今回は現代語新訳というものを読んだのでぜひ次回は原書対訳を読んでみたいです。

武士道、正義などと言う言葉が安っぽくメディアで使われている昨今ですが、武士道精神は身近なところで見えないようにあると思っています。

武士道 武士道
新渡戸 稲造 岬 龍一郎

PHP研究所  2005-08-02
売り上げランキング : 11144

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

|

« 十七夜 | トップページ | 池波正太郎「鬼平犯科帳 20」 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/16921/12643639

この記事へのトラックバック一覧です: 新渡戸 稲造「武士道」:

« 十七夜 | トップページ | 池波正太郎「鬼平犯科帳 20」 »