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2006.11.03

井形慶子「古くて豊かなイギリスの家 便利で貧しい日本の家」

読了はかなり前だったのですが、ちょっとまとめる時間がとれなかったもので...
本書は先月上京してきた母が持っていきたものでした。
中学時代にシャーロックホームズ物を読むようになってイギリスに憧れ的なものをもっていたり、妹がその影響かお隣のアイルランドで暮らしているなど欧州、特に英国には影響を受けてきた我が家のため母が持っていたのでしょう。

内容としてはタイトルの通りです。この手の警告本は生活スタイル全般に言えますが筆者はをテーマに選ばれて述べています。
タイトルを目にして購入された方はある程度タイトルの言葉を肯定的に捉えているつまり今の日本の家(社会)は便利だけど貧しいと感じているとは思うのです。
ですが本書を読んでくるとかなりいやーーな気分になります。つまり日本をけなしすぎていることです。
特に第1章「なぜ日本人はイギリスに憧れるのか」は一番いただけません。それ以外の章ではまだ納得する部分もあるのですが、この章の記述だけはあまりにもひどい。ここで溜飲を下げているので他の章ではトーンが落ちたのではないかと思うほどです。

確かに家を中心とした暮らしを見直そうという趣旨には賛成できます。今の日本で失ってしまったものをイギリスの片田舎に求めるのもいいでしょう。
それで住環境が豊かになった家は果たして本当の日本の家なのでしょうか?
筆者は本書の中でイギリスで家を購入するときは家の外観だけでなく、通りからみて周りに溶け込んでいるか確認するのだというエピソードがでていたのですが、ご自身が低予算でイギリスの古いコテージの家を建てたと述べているのですがこの家は周りの住環境とマッチしているのでしょうか?
紹介している内容は確かに事実ではあるとは思いますがそれが正しいのかということについてはかなり疑問を投げかけることがおおかったです。

古くて豊かなイギリスの家 便利で貧しい日本の家 古くて豊かなイギリスの家 便利で貧しい日本の家
井形 慶子

新潮社  2004-05
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