赤ちゃん学を知っていますか?―ここまできた新常識
最寄り駅の本屋でふと目に止まってお買い上げしてしまいました。
赤ちゃんに関する本と言うと育児書のような分厚いものやいろいろある雑誌、雑誌のムック本などがほとんどで、ハウツー的でなものであったり、古いものだったりで情報に振り回されている感を感じていました。
この本は2002年の産経新聞朝刊に連載されていたものを再録したもので世界中で盛んに行われている赤ちゃんに関する最新研究の内容を紹介しています。
雑誌に書かれていることで何故と思ったことが雑誌には載っていないことが多いです。ネットで調べればわかるかもしれませんが、本書ではこんな先生がこんな実験や研究をしてこういうことがわかったと説明してくれています。
赤ちゃん学と銘打っていますが驚いたのは載っている先生のほとんどは心理学や生体系の先生です。産科な先生は少ないです。
お母さんはいろいろ教室や雑誌などで知識を得ているとは思いますが、お父さんや周りの人は過去の経験や情報が少なくお母さんの近いをしてもらえないケースがあると思います。
雑誌だと中々、理解してもらえづらいかもしれませんが本書なら説得力があるように思います。そういう意味では啓蒙書ともいえるかもしれません。
乳幼児のことだけでなく、母乳や体内感染についての話もありますので妊娠されているお母さん(になる人)にもオススメできます。
産後は本も読む時間もないでしょうから妊娠中の時のほうがよいでしょうね。
読了後はもっと子どもといる時間を持とうと思いました。
先生の説を押し付けているわけでなく、あくまでも中立性を保っている書き方にも好感を得ました。
内容(「BOOK」データベースより)
赤ちゃんは無限の可能性を秘めた大事な宝物。その能力をひきだし、健やかな体と心を育むのに役立つのが「赤ちゃ ん学」です。母乳や語りかけの効用は?英語は何歳から始める?テレビ・ビデオ視聴は危険!働く母親の影響は?アトピーやSIDSの原因は?―小児科学、発 達心理学、脳科学、霊長類学に基づいた最新の研究成果から易しく解き明かす、出産と育児の画期的入門書。
目次
第1部 世界の研究室から
第2部 ことば
第3部 テレビ
第4部 母乳
第5部 こころの芽生え
第6部 這えば立て
第7部 知覚も育つ
第8部 最初の試練
第9部 シンポジウムを終えて
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