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2005.09.13

冥利が悪い

さださんの最新アルバム「とこしへ」で気になる言葉がある。
MOTTAINAIの中で出てくる、冥利が悪い である。
この曲はライナーノートに書いてある通り、2004年にノーベル平和賞を受賞したケニアの環境副大臣、ワンガリー・マータイさんがはじめた「もったいない運動」に刺激されて作ったものである。

そこでもったいないを冥利が悪いとして料理したのだろう。
あまり使わない言葉なので調べてみた。

・冥利が悪い(みょうりがわるい) 神仏の加護が受けられない。罰(ばち)が当たる。
・冥利に尽きる(みょうりにつきる) 自分の立場や状態などによって受ける恩恵が、あまりにも多くて有り難い。 類:●冥加に尽きる 例:「男冥利に尽きるというもの」

??これを見てもあまりピンと来ない。
もったいないなー -> 罰が当たるぞ -> 冥利が悪いということか?
冥利の意味は元は仏教用語のようだ。
冥利に尽きるは恩恵が多くてありがたくてもったいないという意味らしい。
#知らなかった。
とすると「もったいない=冥利が悪い」というわけではない感じがする。
でも向田邦子さんももったいないと言う意味で使っているみたいだ。

もったいないと言えば自分の田舎の北海道弁ではいたましいと言う。
小さいころにものを粗末に扱っていたらよく父親から「工夫をしなさい、いたましいだろ」と言われたのを思い出した。
いたましいと感じられる心を持ち続けていこう。

MINAMI8686さんへTB

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

「いたましい」 なんて 懐かしいことば
今思えば なんと奥ゆかしいことばでしょう
みつさんと 話していると いろんなことを思い出します。
東京の人間になりきれず まして夫の故郷の宮城の人間でもまったくないわたしの根っこは やっぱり北海道なんだなって。

投稿: ruru | 2005.09.13 23:15

北海道ではいたましいと言うのですね。
誰にでもあるふるさとの言葉。
大切にしたいですね。
東京生まれのわたしはうらやましいです。

投稿: sandy | 2005.09.14 17:30

冥利に尽きるとはよく聞きますが、「冥利が悪い」という言い方は私も初めて聞きました。さださんのボキャブラリーの豊富さにはいつも尊敬してしまいます。

「いたましい」いいな。なんかいいです。あったかい。モノに対する思いやりを感じます。

投稿: みやび | 2005.09.14 20:45

■ruruさん
北海道弁は東京に来てから意識する(みんなに説明する)ようになったのですが、「いたましい」は今まで出てきませんでした。
あとメールとかでも語尾に「~ね。」が多いのは道産子だからだろうと思っています。

■sandyさん
東京生まれなんですか。うらやましいですよ。
こっちで暮らすようになって思ったことはやはり東京出身者と地方出身者では東京に対する感じ方が違うなと思います。気負ってないというか地に足がついている感じ。
私なんかは時々フワフワ歩いているんじゃないかなんて不安に思うときがあります。

■みやびさん
「もったいない」の北海道弁は「いたましい」なんですけど「いたましい」って「もったいない」だけじゃないんですよ(笑)
>モノに対する思いやりを感じます。
そうそうモノに寄り添う感じがするんですよ。

投稿: みつ | 2005.09.14 22:43

みつさん今晩は
冥利が悪いを使ってみました。
こんな風に使ってよいのでしょうか?
初めてトラバックさせて頂きました。

投稿: ako | 2005.09.15 00:02

こんにちは。トラックバックありがとうございます。
「冥利が悪い」という言葉は「MOTTAINAI」で初めて知りました。(ひとつお利口になりました!)
大辞泉には
「神仏の加護を受けられない。また、ありがたすぎて、ばちがあたる。」
とありました。
北海道弁の「いたましい」、いい言葉ですね・・・

投稿: MINAMI | 2005.09.15 10:09

私も「冥利が悪い」が気にかかっていました。
アルバムを手に入れる前に聴いたとき何とと言っているか聞き取れませんでした。
文字を見て、こういう使い方があるのかと・・・
ほんとにまっさんはボキャブラリーが豊富で尊敬してしまいます。
ついでで申し訳ないですが
「君の愛すら質に入れ」とは
どのように解釈されましたか?

投稿: 案山子 | 2005.09.16 07:56

■akoさん
コメント残させていただきました。
旅行記楽しみにしています。

■MINAMIさん
辞書を引いてもらってありがとうございます。
やっぱり罰があたるってことですよね。

■案山子さん
「君の愛すら質に入れ」(冬物語)ですか...
この文字だけ見ると裏切りという行為なんでしょうけど...
この曲って(青春時代の)過去を振り返っている曲ですよね。
ライナーノートにも書いてありますが
「誰もが内包する複雑に矛盾したエネルギーに満ちている不思議な時代」
「青春とは自分にも他人にも見えないほど、ものすごい速度で諸刃の刃を振り回す」
が示すように

お互い好きなのに付き合わなかったり。
お互い好きなのに別れたり。
他人から「君」に対しての批評にひどくおびえたり。
そんないま振り返るととんでもない事があり尖がっていた期間。

そんな悲しい思い出というか出来事を後悔にも似た自分への侮蔑であのような表現をしているのかと思います。

女性のかたはこんな思いはないですか?

CD初見でこの曲を好きになりました。
たぶん知らない間に自分や相手を切りつけていた青春があったことをそっとCDの上で想い出ださせてくれたからかもしれません。

投稿: みつ | 2005.09.17 18:09

みつさん
詳しい解説ありがとうございました。
少し理解できたような気がします。

青春時代の背伸びをしている頃の矛盾した行為であるとしても、私の一番分からないのは 

やがて君が嫁いだことを誰かの手紙で知ったとき
一人っきりだったとしても、どうして声を上げて泣けるのだろう?って
これは自分の愚かさに初めて気づいた悔恨の涙なのでしょうか?
嫁いだと聞いて、もう取り返しができない状態にまで追い詰められて初めて、自分の彼女への愛の深さを気づいたということなのでしょうか?
それにしても声をあげて泣くのかなぁあ?
男性だからかな?
女はもっと薄情な気がしますが・・・
ごめんなさい。
まっさんの愛の形は複雑すぎて、難解ですね。
だいだいからそういうナイーブな感情を理詰めで考えることすら、嫌な奴だなぁと自戒しています。

投稿: 案山子 | 2005.09.17 21:44

案山子さん

私の一番分からないのは 

やがて君が嫁いだことを誰かの手紙で知ったとき
一人っきりだったとしても、どうして声を上げて泣けるのだろう?って

うーん、どうなんでしょうか。わかりません。
自分だったら声を上げるところまではならないと思う。
嫁いだということに安堵感を持ったのかもしれませんね。過去にあれだけ傷つけてしまった人が幸せになったという安堵感。もしくは罪悪感からの開放?

今回のアルバムは冬物語・秋麗・女優と難解な曲が多いです。

投稿: みつ | 2005.09.17 22:14

そうかぁ・・・罪悪感からの開放?解放?
それなら凡人でも分かる気がします。
でも私としては、泣いた理由は
.>過去にあれだけ傷つけてしまった人が幸せになったという安堵感。
を支持したいです。性善説主義者ですから。

>今回のアルバムは冬物語・秋麗・女優と難解な曲が多いです。
ほんとにそうです。
でもまっさんはきっと 「行間を読んで 自分なりに解釈すればいいんだよ」と言ってくれていると思います。
詩は難解だけどメロディや演奏は美しく、優しく・・・癒されるますよね。
やっぱり 貧乏になっても(笑)まっさん 大好きです。

投稿: 案山子 | 2005.09.18 09:49

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