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2005.07.12

池波正太郎「おれの足音」

サブタイトルが大石内蔵助と書いてあったし、表紙の挿絵も忠臣蔵の絵だったので「忠臣蔵?読んでみようかな」と思って手に取ってみました。
いままで忠臣蔵はTVのドラマくらいしか見たことないし、本もまだ。
今回、池波の本書を読んでビックリ!
「大石ってこんな人だったの!!」「こんな人がいてもいいのだろうか」
多分、主人の浅野内匠頭があのような事件を行わなければ、歴史に名を残す人物ではなかったんでしょうね。
ミスはなかったろうが名声を得るまでは行かない、(よい意味で)凡国家老。

端はしに内蔵助というか正太郎語録が散りばめられているのもまたよい。

「人というものはな、食べてねむって、ほどよき女を抱いて暮らすことが、万事なごやかなにはこべばそれでよいのだ。つきつめて見ると人の一生とは、それだけのものよ」

「人は生まれたその時から、死にむかって歩いている・・・人間の世で唯一わかっていることは、いつか死ぬる日がくるということよ」

堀部安兵衛との邂逅も内蔵助側から見るとなんと自然なで偶然な出会いに感じてしまうか。
だが内蔵助ならそんな出会いもあるだろうと感じさせてしまうところに池上の力量があるのだろう。
まさに読後・読中にタイトルの意味を知ることができる大石内蔵助の小説である。

4167142074おれの足音―大石内蔵助 (上)
池波 正太郎

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